相談室にお寄せいただいた介護生活のご相談事例です。
簡単に答えがでない相談ごとも、スタッフが一緒に考えます。
相談（長女）
市外に住む母が、住んでいた地域の施設入所したのですが、2週間後から、施設ではみられない、入院を勧めますと数回電話がありました。施設からの説明が不十分なため、不満を持っているのですが、このような場合は誰に相談したら良いのでしょうか。
認知症に起因する行動・心理症状に、施設が対応できないことが推察されます。お母さまの性格や価値観、対処スタイルなどの情報を施設に伝えることで、言動の背景を類推し、施設の職員さんが対応できるようになるかもしれません。電話だけではなく、一度施設に訪問してちゃんと面談をしてみてはいかがですか。
相談（長男）
県外のサービス付き高齢者向け住宅に入居していた父が、股関節の痛みから大動脈剥離の疑いがでて、入院検査となったところ、施設から「別の場所を探して欲しい」と言われてしまいました。近所に住み、介護をしていた兄も高齢で車の運転もできないため、こちら（小田原）に呼ぼうと思っていますが、誰に相談していいかわからず困っています。
お父様は入院されたばかりで、病状が安定しておらず、見通しが立っていない状況であるかと思います。医師の治療方針や治療後の心身の状況変化の見立てを伺い、その情報を施設に伝えてみてはいかがでしょうか。
相談（長女）
県外のグループホームに入居中の母が転倒し、大腿骨を骨折しました。手術を受け、今月末には退院と言われたが、寝たきりになってしまったら退去させられてしまうのでしょうか? 入居施設をあたりましたが、100人待ちと言われています。
介護度が重たくなったから退去させられると言うことはありません。しかし、医療依存度が高くなるなど、対応できない病状の時もあります。どこまでご対応いただけるのかは、施設の相談員の方とよく相談しましょう。
