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介護のあれこれ相談事例集

相談室にお寄せいただいた介護生活のご相談事例です。

簡単に答えがでない相談ごとも、スタッフが一緒に考えます。

相談者

相談(姪)

独居を支えるサービスを教えて下さい。

一人暮らしの叔母が心配です。今年の夏、エアコンのリモコンをなくしてしまい、扇風機だけで過ごしていました。ヘルパーさんや、配食サービスなど、独居を支えるサービスについて知りたいです。

回答

夏場は熱中症や脱水など心配が尽きませんよね。お一人暮らしの高齢者を支えるサービスは、お住まいの自治体によって差がありますので一概に言えませんが、配食サービスのほかにも独居老人等緊急通報システムがあります。また、心身の状況によっては、要支援・要介護認定を受け、介護保険サービスを利用できるかもしれません。まずは、叔母様がお住まいの地区を担当している地域包括支援センターに相談してみましょう。役所に問い合わせるか、地区の民生委員さんに伺えば、分かると思います。

相談者

相談(長女)

母のグループホーム入所について家族で意見があわない。

母はグループホームに入居の予定でしたが、兄から直前になって「母としっかり話していなかった。代替案が本当にないのか。しっかり話をし、それいかんによっては入居の話はなしにして欲しい」と言われてしまいました。
母は排泄も一人ではできず、金銭管理もできないので、私が一緒にお金を下ろしに行くなどの関わりを 持っています。私を成年後見人に、という話もしていますが、その話も進む気配がありません。
主治医も在宅が難しいと判断していますが、兄は長男なので入居を反対されれば判断に従わなければなりません。
話し合いの場に同席してもらうことはできるでしょうか。

回答

今までどのようなケアや支援を長女様がして来られたのか、反対するのであれば介護負担を今後はどう分担していくのか、お兄様と具体的に相談していくしかないように思います。その中でどのようなサービスや資源があるかお話が聞きたいと言うことであれば、ご説明することはできます。

相談者

相談者様(長女)

主治医からの話や今の様子をしっかり兄に伝えました。介護の大変さは理解してもらえましたが、兄としては、母が入居を嫌がっているので踏み切れないと言うことがわかりました。

回答

どんなところかわからないと不安も大きくなると思います。グループホームがどんなところか、一度ご家族で見学されてはいかがでしょうか?

相談者

相談者様(長女)

兄と母と一緒に見学に行きました。窓も大きく明るい雰囲気で母も気に入り、兄も安心して入所の手続きも行ってくれました。母が寂しくないよう面会にも行きますが、お友達もできたようです。

相談者

相談(妻)

退院後、訪問リハビリを利用したい。

夫が大腿骨転子部骨折で手術を受けました。リハビリ目的で転院し、そこからもいずれは退院します。退院までに自宅で暮らせるほどまでには回復しないのではないかと思うのですが、訪問リハビリを受けるのにはどのような手続きが必要でしょうか。

回答

退院までどれくらい回復するのか、ご心配ですよね。退院までに一時外泊などを通じて、退院したらどのような具体的な困りごとが生じる可能性があるかを確認しておくと、入院中のリハビリメニューに加えてもらうことができます。それでもご心配であれば、直接自宅に退院するのではなく、ショートステイなどの施設で24時間のサポートを受け、リハビリを継続することも可能です。訪問リハビリテーションサービスを利用するには、医師の指示が必要となりますので、まずはその意向を主治医にお伝えください。

相談者

相談(長女)

もっとしっかりリハビリしたい!

骨粗しょう症で治療していた母。右大腿骨骨折のため、入院し手術を受け、その後、リハビリのために通院している。もっとしっかりリハビリを行うことができないか、と相談されています。母の元気を取り戻してあげたいのですが、どこにいくのが良いでしょう。

回答

骨折前の状態に戻りたい・戻したい、ということでしょうか。リハビリを積極的に行うことはもちろんですが、筋肉量を増やすトレーニングでは2~3日の休養が必要と言われています。また、栄養バランスのとれた食事摂取、日光に当たる、ストレスをためず良質な睡眠なども回復には必要な要素ですので、目指す状態像を医師やリハビリ担当者などと共有して、習慣スケジュールを検討してみてはいかがでしょうか。

相談者

相談(長男)

二世帯住宅で暮らす母に介護保険の利用は可能でしょうか。

母は私たち長男家族と二世帯住宅に住んでいます。今まで身のまわりのことは自分で行えていたので、関わりはほとんどありませんでした。
このところ転倒することが増え、最近は歩くのが大変になり、外出せず横になっている時間が増えています。最近では排泄を失敗することもあり、介護サービスの利用を検討したいのですが、二世帯住宅で同居している家族がいても、介護保険の利用は可能でしょうか。

回答

お母様のこのところのご様子は心配ですね。要支援・要介護認定が下りれば、同居のご家族がいらっしゃっても介護保険サービスを利用することは可能です。ただし、ホームヘルパーによる生活援助(家事など)は、同居のご家族がいらっしゃると保険の対象にはできませんので、ご注意ください。

相談者

相談(長男)

長男と二人暮らしの親。介護サービスは利用できるでしょうか。

父息子の二人暮らしです。仕事のため早朝から夜遅くまで家を空けており、その間の独居が心配です。
足が不自由なので外に出ることはありません。入浴や排泄は今のところ自分で行えているようですが、不在時に食事をしているかどうかはわからない状況です。デイサービスやショートステイを利用したいと思うのですが、同居家族がいても可能でしょうか。

回答

早朝から夜遅くまでのお仕事で大変な中、お父様のことも心配で気が休まらないことと思います。要支援・要介護認定が下りれば、デイサービスやショートステイを利用することは可能ですが、まずはお父様のご意向を伺ってみてはいかがでしょうか。また、IT機器などで見守りロボットみたいなものが市場に出回っております。ご参考までに。

相談者

相談(妻)

要支援・生活支援世帯の生活を成り立たせていくには

生活保護世帯です。主人は要支援2の認定を受けているが、サービス利用を拒否しているため、要介護度がついている私だけがデイサービスに通っています。自宅での生活が厳しくなっているため、施設への入所を検討したいのですが、市の担当者からは主人の介護度では二人一緒の入所はできない、と言われてしまいました。生活を成り立たせていく、何かいい方法はないでしょうか。

回答

ご自宅での生活で、どのようなことが厳しくなっているのでしょうか。現在利用しているサービスなどを見直すことで、改善できることがあるかもしれないので、まずは担当のケアマネジャーさんに相談してみましょう。

相談者

相談(夫)

要介護2。在宅で輸血と輸液をうけたい

病気治癒のため、妻を連れて毎週輸血と輸液に通っています。先生より在宅で受けることを検討してはと進言されましたが、その病院では対応ができないため、受入病院を探すことから始めなければなりません。訪問看護での輸血と輸液は可能でしょうか。介護保険は要介護2です。

回答

在宅での輸血はリスクが高く、お断りしている訪問看護事業所が多いようです。医師会の医療連携室などに相談すると、何か情報をお持ちかもしれませんので、ご相談なさってはいかがでしょうか。

相談者

相談(本人)

怪我のため痛みが引かず、買い物に困っています。

自転車に乗っていて自動車にぶつかる事故にあいました。病院では湿布を貼っておけばよい、もう受診はしなくていいだろう、と言われたのですが、痛みが引かず、整形外科を受診。足はしだいに良くなるだろうが、腰や背中はしばらくかかるだろう、と言われました。
数週間経ちますが、いまだに背中や足の痛みがあり、買い物の荷物を持って歩くことができません。同居の長男と孫は帰ってくる時間が遅く買い物に付き合ってもらうことができません。どうしたらよいでしょうか。

回答

痛みが取れないのはお辛いですね。気が滅入ってしまうことでしょう。ただ、今はFAXやインターネットで注文できるスーパーなども多いので、ご長男やお孫さんに相談してはいかがでしょうか。

相談者

相談(長女)

入所施設から退所を求められ病院への入院を勧められています。

市外に住む母が、住んでいた地域の施設入所したのですが、2週間後から、施設ではみられない、入院を勧めますと数回電話がありました。施設からの説明が不十分なため、不満を持っているのですが、このような場合は誰に相談したら良いのでしょうか。

回答

認知症に起因する行動・心理症状に、施設が対応できないことが推察されます。お母さまの性格や価値観、対処スタイルなどの情報を施設に伝えることで、言動の背景を類推し、施設の職員さんが対応できるようになるかもしれません。電話だけではなく、一度施設に訪問してちゃんと面談をしてみてはいかがですか。